グリップ(握り方)の前提を考える
ダーツを始めたばかりの方がまず考えることはグリップ(握り方)です。まさにその通りで、グリップはダーツの入り口であり、ずっと考えつづけなければならない要素の一つです。
重要だからこそ、グリップについて「これだ!」という答えさえ出れば、大きくスコアを伸ばすことができます。今回はグリップについて考える上での前提について考えてみましょう。
前提その1:自分のグリップは世界に一つだけ
十人十色という四字熟語がありますが、グリップについてはまさにそうです。自分のグリップはこの世に一つしか存在せず、またどんなグリップも自分専用になります。プロの真似をしたところで自分に合うかはまた別問題ですし、お知り合いの上手な方に教わったとしても、それがあなたにとって正しいこととは限りません。
前提その2:合っているグリップは横ブレを防ぐ
自分に合っているグリップが何をもたらすのかというと、二点あります。
・飛び:まっすぐとんでいるか
・抜け:引っかかりがないか
これらは総じて、狙った場所に対して横方向のズレをなくす要素になります。飛びが悪いとダーツの軌道が変化して、狙った場所からずれてしまうことが想像できると思います。抜けについても同じです。引っかかりというのはダーツを投げる瞬間に指のどこかがダーツに当たってしまうことです。これらはもちろんダーツを投げる上で邪魔な存在です。
また縦ブレについては体や腕の振り、リリースポイントの影響も大きいので、気にしないで良いでしょう。
前提その3:バレルにもよってグリップが変わる
バレルには大きく分けて2種類あります。『トルピード』と『ストレート』があります。
見ての通り形が違うため、合うグリップにも影響があることは容易に想像できます。
前提その4:重心を持つ
どのグリップにも唯一共通して言えることがあります。それは「重心を持つこと」です。ダーツの重心が持てなければどのグリップをしてもうまくいきません。まっすぐ飛びませんし、指に引っかかることもしばしばあります。
ダーツを持ったときにかならず重心を持つだけですぐにスコアアップに直結します。
前提その5:定着してからが本当の検証
グリップをあれこれ変える方がいらっしゃいますが、あまり意味がありません。
グリップを変えたばかりのときは新鮮さが勝っていて、いわゆる「当て勘」が冴えている状態です。当て勘というのは、『勘で投げて狙いに当たってしまう』という状態です。「当たるのなら良いのでは?」と思うかもしれませんが、しばらく投げてみればわかるとおり、どんどん狙いから外れていきます。それでも狙いから外れていかないようであれば、徐々に理想のグリップにつ近づいている証拠かもしれません。
つまり、そのグリップが自分に合っているかどうかはしばらく投げ続けなければわかりません。
次にグリップの構成要素について考えてみましょう。
続きはこちら『ダーツ初心者はまずグリップを手に入れる ~重要な構成要素~』
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