グリップ(握り方)の重要な構成要素を整理する
ダーツを始めたばかりの方がまず考えることはグリップ(握り方)です。まさにその通りで、グリップはダーツの入り口であり、ずっと考えつづけなければならない要素の一つです。
重要だからこそ、グリップについて「これだ!」という答えさえ出れば、大きくスコアを伸ばすことができます。今回はグリップを構成する重要な要素について考えてみましょう。この要素に合わせて思考錯誤を繰り返すことで、より早く理想のグリップを見つけましょう。
前回はこちら「ダーツ初心者はまずグリップを手に入れる ~前提を考える~」
構成要素その1:ダーツに指が触れる本数
指が触れる本数で、グリップはカテゴリー分けされることが多いです。
◆2本の指が触れている→ツーフィンガー
◆3本の指が触れている→スリーフィンガー
◆4本の指が触れている→フォーフィンガー
触れている指が多い方が良いということも、少ない方が良いということもありません。自分が合っているものを取り入れることがベストです。ただ、触れる傾向がありますのでそれについては理解していた方が良いでしょう。
図を見ていただければ分かる通り、触れる指が多ければ多いほど安定もしやすくなりますが、手離れが悪くなって指が引っかかりやすくなります。
構成要素その2:ダーツを持つ深さ
指のどこでダーツを持つのかによって大きく影響されます。具体的には指の先なのか、第一関節なのか、第二関節なのか、その間なのか、です。
深さについてもどちらが良いことはなく、自分に合っているものをみつけてください。またこちらも傾向はありますので、以下で確認してください。
指先に近ければ近いほど力が伝わりやすいので、ダーツボードに向かってまっすぐ飛ばすことができますが、指先は繊細なので、常に同じように投げにくいです。対して、深ければ深いほど、力が伝わりづらくダーツが飛ばしづらい分、安定感が増します。
親指の深さと人差し指の深さは別で考えた方が良いです。親指だけ深いこともあれば、人差し指だけ深いことも悪いことではありません。
構成要素その3:手のひらの向き(手首の角度)
影響が強いにも関わらず、忘れられてしまいがちなのが手のひらの向きです。つまりはセット(構え)の時点で手首を使って手のひらを『上』に向けるか、手首をなるべく使わず『前』に向けるかどうかです。
これによってダーツの軌道が変わります。
構成要素その4:ダーツを握る強さ
「こう持とう!」と決めたグリップは忘れたくないですし、徐々に崩れていくのも防ぎたいので、力が入ってしまうことがしばしばあります。しかし、力の入れすぎは精密さを求めるダーツには不向きと言えるでしょう。
かと言って、力を全く入れないのもダーツが飛びませんし、最悪すっぽ抜けてしまうこともあります。もちろん強く握れば握るほどダーツに力を伝えやすいですが、最低限の力で握ることをおすすめします。
重要な構成要素については以上になります。
これらをうまく組み合わせて、ダーツに程良い力を加えつつ、程良い安定感で投げられる自分だけの専用グリップを身につけてみてください。
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