ダーツ上達のコツ

自分のグリップ信じることが上達の近道

グリップをカバーするリリース

(2021.5.28 更新)

自分のグリップはしっくり来ているけど、どうも横ブレ・縦ブレが大きかったり、指がかかってしまうということはないでしょうか。
ダーツは自分の楽な姿勢を保つことが最も重要であることは以前の記事を書いたと思います(自分のフォームを目指す)。
自分のグリップがしっくり来ていても問題を抱えている場合は、無理にグリップを変えずに他の問題を模索してみましょう。

この記事ではグリップを維持したまま、リリースを改善することによって解決を模索する方法を書いています。
他のグリップに関する記事はこちら。
ダーツ初心者はまずグリップを手に入れる ~重要な構成要素~
ダーツ初心者はまずグリップを手に入れる ~前提を考える~

某プロプレイヤー曰く、「極論、グリップはなんでもいい」そうです。
以前の記事でも書きましたが、自分に合うグリップは世界に一つだけ、自分が最も楽に握れるグリップはそうそう見つかりません。

手から腕にかけての動作で、グリップ以外の要素を考えて、変更を検討しましょう。
その中でも最も大きな要素の一つがリリースです。

リリースには大きく2つの方法があります。

上から下に振り下ろす

腕から肘、手首の関節を大きく使って、ダーツに力を伝えやすい投げ方です。
振り下ろす動作の中でリリースポイントを作るため、自身の最適なリリースタイミングが短く、タイミングがずれると、高さにブレが生じやすいのがデメリットです。
他のスポーツにも通づる投げ方なので、エントリーは基本的にこの投げ方になりやすいです。
ただこの投げ方の方が見た目がきれいです。

手前から奥に押し出す

テイクバックから手の高さを変えず、肘を上げるように伸ばすようにリリースする投げ方です。
「上から下に振り下ろす」よりも力が伝わりにくいですが、成人男性であれば難なく可能です。
手の高さが変わらないので、リリースポイントが長く、タイミングを失いにくいのが最大のメリットです。
肘の負担になりやすい点と、見た目にクセを感じるのがデメリットと言えるでしょう。

多くのプレイヤーがこの2つのリリース方法の間で調節することになると思います。
その調節によってグリップの悩みを解決できます。

悩み①:指が引っかかる

リリース時に指が当たって自分が思い描いていた軌道を大きく変えてしまう癖がある方には「手前から奥に押し出す」リリース方法をおすすめします。
テイクバックからリリース準備を整えてそのままリリースできるので、指が当たりにくくなります。
このとき手首を使いすぎないことに注意しましょう。手首を使うとダーツに力を伝えやすいですが、リリースポイントにブレが生じて、メリットを感じにくくなります。

悩み②:ダーツが下がり気味

狙っているターゲットよりもダーツが下がってしまい、結局ターゲットに当たらないことはよくあります。これが続くとモチベーションも下がってしまいます。
オススメは初速を上げることです。力を伝えやすい「上から下に振り下ろす」リリースに寄せていきましょう。
「手前から奥に押し出す」リリースに慣れていた方はリリースポイントを見失いやすいので、しっかりとテイクバックをして、早めにリリースすることを意識すると慣れが早く馴染みやすいです。

一口にリリース方法と言っても、ここに含まれる要素は多いです。
・肘の曲げる角度
・肘の高さ
・セット時の手首の角度
・リリース後の手首の角度
・テイクバックの深さ
・手首の方向 …etc

最初は狙い通りにいかなくても気にせず、調整していきましょう。気持ちよくリリースができていてグリップの悩みが解決できることが大事になります。

注意点

いずれの方法を取るにしても、リリース時に指先の動きで調整する方法はオススメしません。たとえ可能だったとしても、指先はメンタルの影響を受けやすいため、緊張で全く思い通りに動かないことはよくあります。
指先はなるべくリラックスして、グリップした状態からリリースする流れの中で自然な状態を維持しましょう。

対戦時に調整することは難しいので、一人で練習するときに調整していきましょう。
一人で練習するときはダーツ場に行くのも良いですが、自宅での練習もおすすめします。
最近では静かなダーツボードも発売されていますので、ご検討ください。
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ある程度固まったら、次は狙いを定めるためのリリースについて考えていきましょう。
ダーツの狙いを定めるためのリリース

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